これまでと言いますか、最初の頃は直前割（当日割）は予約がない状態で部屋を開けておくのももったいないので、割引してでもスペースを使ってもらえるのはいいことだと考えていました。今でもそれは間違っているとも思わないのですが、直前の予約が入るのは大抵の場合は（これまでの経験ではすべて）平日で、しかもかなり直前だと入室の案内もすぐにしてあげないと利用時間になってしまうので、仕事中にかなり慌てます。確かに空いている時間帯を利用してもらえるのは嬉しいけど、予約済みのお客様のすぐ後の時間に予約が入ると清掃員も急には都合がつかないことが多く、かなり焦ります。当日予約が入ったことで予約が続いたのは２回ですが、２回とも清掃の段取りができず、清掃無しで使用いただくことになりました。１回目のときは前のお客様に次の予約が連続で入ったので、可能な範囲の延長利用（１時間延長だった気がします）を無料サービスする代わりに次の人が不快に感じない程度に、普段より少しだけ丁寧に清掃をお願いしたところ、快く引き受けてもらえました。今から思うとわずか１時間程度の延長サービスでよく引き受けてもらえたなーと、幸運だったと思います。２回目のときは延長サービスするような時間さえもなかったので、諦めて清掃無しで使ってもらいました。それでも、直前予約が入ったときは、仕事を早退してでも自分が清掃に入った方がいいのでは？と思うほど、自分の中で葛藤があり、でも本業がダメになったら妻に副業を認めてもらえるわけがないし、本業を疎かにしてはダメだと苦渋の決断でした。（ただ、このときも前のお客様がきれいに使ってくれたため、後のお客様にもレビューで高評価をいただきました。）完全にその日の予約がなくて、直前割で使ってもらえて、問題なく清掃の手配もできたこともありましたが、空きの部屋を使ってもらえる嬉しさよりも、突然の出来事に慌てふためく印象の方が強く残っています。そう考えると本当に直前割は必要なんだろうか？と自問するようになり、よく考えると当日に対応しようとすると余分なコストがかかり、本来なら当日予約は割増料金もらってもいいぐらいじゃないのかな？と自分勝手な考えも頭をよぎります。食材のように放っておくと腐ってしまうものはディスカウントしてでも消費したいのはわかるけど、レンタルスペースってどうなんでしょうか？さすがに割増料金というわけにもいかないのは容易に想像できるのでやらないですが、直前割は廃止しようと決断しました。決断するために自分の中で考えた言い訳は、本来は割増料金のところを割増なしにするだけでもサービスになるのに、さらに割引はおかしいのではないか？、例えスペースを空きのまま放置することになっても、不完全な状態のスペースをお客様に提供するぐらいなら潔く諦めよう、それよりも前もって予約してもらえるぐらいスペースの魅力を磨くことに集中すべきだと考えました。ひとまず、12/13をもって直前割は終了して、しばらく様子を見てみようと思います。もし、それで予約が取れず、直前割を復活することになったら笑ってやってください。例え笑われようとも、復活したいと思ったら、迷わず復活しますけど・・・笑。人間の決断なんてそんなもんです。ビジネスをやる上でときには潔く方針転換することも必要だと思います、と言い訳をして今回はこれぐらいにしたいと思います。
