12月の繁盛期までにもう一店舗増やしたい気持ちは強いけど、妻の説得がうまくいかないというのは前に書いたとおりです。スペースの管理人を始めてまだ1ヵ月ちょっとですが、新鮮な気持ちを保ったままやりたいことがやれる喜びを楽しんでいます。つい最近急激に寒くなり、ちょっと前まで暑くてエアコンの冷房がないと汗だくになっていたのが嘘のようです。季節の変化ってこんなに急激なんだということに気づき、今までは自分の服装を考える程度でしたが、スペースの管理人として季節の変化に対しての備えが大事だなと思うようになりました。10月に入って、ハロウィンを意識したちょっとした装飾をしようとか、これだけ寒くなるとホットカーペットが必要だなーとか、こたつも導入したいなーとか、季節を意識して考えることが増えました。そんな中、ふと頭をよぎったのが、妻が最低でも1年間は2店舗目に手を出すな!という言葉を思い出し、季節によってやることや感じることが違うから、1年を通じた一通りの季節を経験してから考えろ、というメッセージだったんだな、と前向きに捉えられるようになりました。今になって妻の言っていたことが分かったと言いますか、当時は「好機は逃すことなく、タイムリーな決断と行動が最も重要なんだ」という考えでしたが、妻の考え方は正反対で「すぐに逃げていく好機なら、安定したビジネスではなくただのギャンブルだ」という考え方だったんだと思います。そう言われてみると確かに納得する部分もあり、このビジネスは1年2年で衰えてしまうのだったら、相応の対応をしないといけないけど、まだこれから成長する分野であり、少なくとも今後10年、20年は衰えないだろう、だから定年後の生きがいを見つける意味でも頑張りたいんだ、と妻にも説明したことを思い出しました。今更ながら妻が言った、最低でも1年間は2店舗目に手をだすな、という言葉の意味を頭の中で整理してみました。
- 一通りの季節を経験しないと、良いこと・悪いことを知ったとは言えない
(耐えられないほど嫌なことを経験して、投げ出したくなる可能性だってある?) - 目先の好機に目を奪われず、中長期のプランを冷静に考えられないとビジネスとは言えない
(慌てて飛びつくようなものはギャンブルと同じだ!) - 季節に応じた戦略を冷静に分析して、商品価値を最大化させるノウハウを蓄積できるのは今しかない
(多店舗展開したら、操業するだけでも忙しくなり本当の目的を見失う可能性も出てくる。本当の目的って何?ということは事業を始める前にも考えたことがあって、一人でも多くの人に喜んでもらい自分が他の人の役に立っていることを実感したいです。)
そんなこんなで、2店舗目を早くやりたいという気持ちを抑え、妻の言うことに従ってみようと思います。と言いつつも、1年と言わず10ヵ月ぐらいで何とか妻を説得できないかな、と考えています。(2店舗目オープンが1年後でも、オープン準備をその2か月前ぐらいから着手したいです。)