第一歩で前向きになれた自分に自信が持てるようになり、内緒にしてきた妻にもついに話す時が来ました。自分の責任で必ずやり遂げる覚悟もあるし、無計画なものでもないので、きっと妻も反対しないだろうと甘い考えでいました。表現が適切でないかもしれませんが、妻はとても保守的な性格で、完全に反対されてしまいました。反対されたというよりも、すでに契約手続きも進めていたので、ものすごい勢いで怒られたというのが正しいです。「なんで、契約する前に行ってくれないんだ!?」と責められ、心の中で「契約する前に言っていたら、大きな一歩を踏み出せなかったじゃないか。ある意味、助かった~。」と自分を納得させていました。12月は繁盛期なので、それまでにもう1店舗オープンさせたいと頼み込んだのですが、妻の怒りは収まらず、この1店舗はしょうがないけど、2店舗目は絶対に許さない!と言われてしまいました。しつこく頼み込んだのですが、1店舗だけでも本当は許せないのにそれ以上は許せるわけない、どれだけ譲ってるか分からないのか?と聞く耳持たない感じでした。1店舗許すことに対しても条件が付きつけられました。
- 今の会社は定年(60歳)まで勤めること!絶対にやめないこと!
- 基本的には定年再雇用(65歳)まで勤めること!
(ここはMUSTじゃなく、WANT条件に緩和されるように粘りました。) - 家の手伝いもちゃんとやること!
- 子供には1年間は内緒にしておくこと!
- 1年間は2店舗目に手をださないこと!
その後粘って、収益のめどが立ったら(なんとなくですが)2店舗目も許容してもらえる空気に持っていきました。半年間黒字継続、かつ、初期投資費用の半分回収、ぐらいが条件になった?ような気がします。その後何度も、もう許してくれたよね?ってさりげなく機嫌を伺ってみたのですが、「図々しい、どれだけ譲歩してると思ってるの?」と冷たく返されるだけでした。
いつもなら頑固すぎるだろ!って相手を否定するばかりですが、大きな一歩を踏み出した私は、「普段から認めてもらえる行動ができていないくせに、突然認めて欲しい、と言うのはムシが良すぎるよね。」とこれまでの自分の行動を反省していました。自分がやりたいと思えることに挑戦できる喜びが、心を穏やかにしてくれていると思いますが、大きな一歩で自分自身が成長したんだな、と感じました。
そして、安定した収益を手にすることはもちろん目標ですが、その先にある妻を納得させることが大きな目標となり、これで迷子になることはない、目標に向かってひたすら突き進もう、と決心しました。